レッドクリフ PART2
いやあ、実に面白かった。
「レッドクリフⅡ」である。
上映時間がやや長すぎる点を除けば、大満足の映画だった。
昨年、第1部を見たときは、続編を見たものかどうか迷った。
だが、続編が「本編」であり、前作は「序章」でしかなかった。
どうしてこんなにも手に汗握り、興奮したのだろう?
それを考えてみた。
1.男のロマン
合戦に勝利するには武力だけではない。
知力と知略が必要だということ。そして、政治とは同盟と合従連衡である。
2.女の愛
男まさりの女性の活躍、そして夫の勝利のためにわが身を犠牲にする献身。
兵士は誰もが国に待つ家族を思うが、闘いに勝たねば国は存在しない。
3.スケールの大きさ
日本が弥生式土器を使っている時代に、このような文明社会を現出していた
中国に対する敬意。
そして、三国志のスケール感を損なうことなく再現したジョン・ウー監督の力量。
144分という長い上映時間を経て、私は心地よい疲労を味わった。
娯楽大作のジャンルでこんなにも満足したのは久しぶりだ。
その後、サンチカの酒房に入り、ひとりクールダウンした。