成人の日に思う
ハッピーマンデー制度になって、祝日が分かりにくくなってしまった。
テレビで新成人の声を聞くと、実利的な話が多い。
そう、感じてしまう。
今の世の中を眺めて、「夢をもちなさい」というのはちょっとムリなのかもしれない。
しかし、ものは考えようで、戦時下にあるわけでもなく、
世界同時不況ではあるけれども、平和を謳歌しているともとれる。
「物質的な豊かさだけを中心に据えた社会を続けるためには、搾取される人たちが
必要になる。空虚さを感じない社会を作るには、成功とは何か、豊かさとは何かを
再定義しなきゃいけない」
これは今朝の朝刊に載ったソダーバーグ監督の言葉だ。
(映画「チェ」についてのインタビュー記事)
私は映画や本の力を信じたい。
今週、2本の映画を見に行くつもりだ。
「チェ 28歳の革命」と高橋伴明監督作品「禅」。楽しみだ。