映画「メリダとおそろしの森」
ピクサーの新作は、おてんばな王女メリダが主人公のメルヘンだ。
原題は「Brabe(勇気)」。
自由を求める女の子が母親との確執を超え、真の勇気に目覚める
成長物語だが、ストーリーが一本調子だ。
結婚相手を決める3人の王子のエピソードも弱い。
邦題も良くない。

退屈で、途中ウトウトしてしまった。
今作はストーリーよりも映像の美しさを楽しむ映画だろう。
森や岩山、滝といった大自然の描写、動物の毛並みや躍動感。
川の流れや水しぶきの本物感に息を飲んだ。
CG技術もついにここまで来た。
エンドロールに「この映画をスティーブ・ジョブスに捧ぐ」とあった。
彼はアップルを追われたときにピクサーの将来性に賭けた。
風変わりな人間だったが、先見性があった。
そして、結果として世界の青年に”夢”を配った。