映画「フライトプラン」
地上波のテレビで見る映画で、久しぶりに興奮してしまった。
実に面白かった。
前半は、犯人像がまったく判らずに、不安なトーンで進行するが、
1時間を過ぎるころに一転する。
航空保安官が自ら、犯行をぺらぺらと語り始める。
これには少し興醒めしたが、後半のアクション・シーンがそれを
補った。
まるで、エイリアン・シリーズのシガニー・ウィーバーだ。
子供を守るために”闘う女”に変身する。
そういえば、シガニーと今回の主役ジョディ・フォスターの顔立ちは
よく似ている。強い意志をもった不屈の女の顔である。
「誰も信じてくれない」不安。
そして、「誰も信じられない」恐怖へ。
めげそうになる。
屈しそうになるが、女は闘う。
そして、勝利したときに見知らぬ他人は言う。
「そういえば子供が居たかもしれない・・」
他人への無関心。
誰を信じてよいのか分からない・・。
その”恐怖”を描いた異色作であった。