人事異動と焼き肉の話
毎年毎年、首相の首をすげ替えるこの国民は一体何だろうと考えていたが、
簡単な理由だった。
とにかく日本人は「人事異動」のうわさ話が大好きなのだ。
自分の異動には戦々恐々だが、他人の異動話は面白くてしかたがない。
そしてそれをマスコミが煽る。
「リーダー不在の国」と海外のメディアが報じた。
リーダーがいなくても”現場力”で持っている国という訳だ。
それは、「合議談合政治」「官僚への丸投げ政治」といった半世紀以上に亘る
戦後政治の負の遺産であろう。
ひとりでは決済できないから、国民が不満をもつとすぐに首をすげ替える。
娘のリクエストがあったので、焼き肉屋で会食をした。
「焼き肉屋」へ行くのは数年ぶりのこと。
場所は摂津本山駅近くの人気繁盛店だった。
値段の割に品質がよい、という「食べログ」評価の通り、
しっかりとサシが入った柔らかい肉が次々と出てきた。
しかし、私には「柔らか過ぎて」「脂っぽ過ぎた」。
やはり肉には「ケモノの味」と「適度な歯ごたえ」が必要
だと思う。
結局、気に入ったのは「歯ごたえがあるハラミ」と
「イカ」「冷麺」だった。
ことほど左様に”人の意見”は違うというお話。