人気投票はほどほどに‥
図書館で雑誌を繰っていたら、藤原新也氏のエッセイが目に
留まった。
▼「タレントにおいては近年「好感度」なる不思議な優劣基準が
幅をきかせるようになった。こういった”偉い”大衆に迎合した
娯楽文化が国民生活にことさら大きな影響を及ぼすとは思わない
が、それが一国の政治を左右するとなると話は別だ。
つまり視聴率、好感度に類する政治分野での「支持率」のことで
ある。」
▼「この”日本病”とも言える”首相の回転焼き現象”の責任の
一端は、情緒に流されやすく、熱しやすく冷めやすい平成の日本
国民の方にむしろあると思っている。」
毎週のように繰り返されるマスコミによる政権の人気投票。
政治はヒットチャートではない。ほどほどにしてほしい。