ジミヘンのおいしいもの探し

jimihen2.exblog.jp ブログトップ

カテゴリ:映画( 156 )

映画「英国王のスピーチ」


a0048918_11311389.jpg
 
 特に観たい映画がなかったので、アカデミー作品賞を獲った
この作品を観ることにした。
「英国王のスピーチ(原題:The King's Speech)」



素晴らしい映画だった。


◇誰にでもコンプレックスがある。障害を持っている。
しかし、それは往々にして心の傷に起因している。
自分の意思を抑圧され、誤った矯正や教育によって生み出される
ことがある。

吃音症の国王に対し、カウンセラーは対等な立場=「友人」で
接することを条件にした。
権威や縦の関係や、すべてのしがらみが国王をがんじがらめに
してしまっていた。

a0048918_1132196.jpg




◇英国はヒットラー独裁政権のドイツに対して宣戦布告をする。
国民の気持を鼓舞する演説を多くの国民が待っていた。
そんなおぜん立てをして、映画のクライマックスを迎える。

ヒットラーの雄弁がドイツ国民を熱狂させ、狂った闘争に突入
した。それは一種の催眠手法であった。
片やうまく喋ることができない王は「沈思黙考」によって頭脳
をフル回転できた。雄弁は技術である。深く考えることこそ、
リーダーの資質であろう。


◇エリザベス女王役のかわいい女の子が主人公のジョージ6世
に甘えるシーンがある。
この映画は英国王室の内幕を描いた映画だとも言える。
なんてオープンな王室なんだろう?



エンドロールが流れる。
観客は主人公たちの言葉をかみしめながら沈思黙考する。
[PR]
by jimihen-2 | 2011-03-09 11:35 | 映画 | Comments(0)

映画「ヒアアフター」


 話題の映画「ヒアアフター」を観た。
監督=C.イーストウッド、製作=S.スピルバーグ、主演=マット・デイモン。
この豪華な布陣で駄作になる訳がないだろう。 

題名の「ヒアアフター hereafter」とは何か?
ネット辞書で調べてみると、「今後、将来、未来」「来世、あの世」とあり、
映画の中では「来世」と訳していた。
次に”来世”を辞書で引くと「the afterlife, the world to come」とあった。


さて、映画が始まる。
いきなりパニック映画ばりの津波のシーンがある。
リアルなCG映像は迫力満点で、恐怖を感じる。
この津波に巻き込まれて臨死体験をした女性ジャーナリストが一人目の主人公。

次に登場するのは死者と会話できる霊能力を持つ青年(マット・デイモン)。
彼は自分の能力を「呪い」であると忌み嫌っている。
そして、突然の交通事故で兄を失くした双子の少年が登場する。

「死後の世界を垣間見た女」「死者の声を聞く男」「かけがえのない兄弟の死を
容認できないでいる一卵性双生児の少年」
この3人が何かに導かれるようにロンドンに集まってくる。
まるで、巨大母艦のUFOの到着を待つために集まってくる「未知との遭遇」に
出てくる人々のようだ。

   
a0048918_8314816.jpg



核家族化が進んで、ますます日常生活から「死」というものの影が希薄になって
いる現代。しかし、死は誰にでも訪れる。もっと身近な存在である筈だ。

「死」を想うことは、とりもなおさず「生」を考えることであり、今をどう生き
るのかを模索することに他ならない。
イーストウッドは、「ミリオンダラー・ベイビー」や「グラン・トリノ」で過酷
な現実世界を描いてきた。その彼が、今回のようなスピリチュアルな世界を描く
のはどうして?と、当初違和感を感じたが、「死を通しての生」を描こうとした
に違いない。


その昔、立花隆氏が「臨死体験」を著し、大きな反響を巻き起こした。臨死体験
をした人の記憶はかなり似通っていた。天井付近から自分の亡きがらを見降ろし、
やがてトンネルを抜け、まばゆい光を見る。
それは、死後の世界の入り口なのであろうか?

これに対して脳科学者は真っ向から反対した。脳機能の低下による幻覚であり、
予め組み込まれた脳内現象である。光を見たり水に触ったりするのは生前の知識
(三途の川や御来光?)をダブらせているからだ、と切って捨てた。

しかし、私は信じたい。臨死体験者が言う「苦しみのない夢のような感覚」「見
渡す限りのお花畑」を信じたい。
そうでなければ、不安で旅立てない。

[PR]
by jimihen-2 | 2011-02-24 08:35 | 映画 | Comments(0)

映画「ウッドストックがやってくる!」


「ウッドストック」

それは、青春の甘くなつかしい記憶。
1969年8月、伝説のロックフェスティバルが開かれた。

大学3年生だった私は、過激派によって封鎖された大学学舎を
横目に見ながら、ひたすらアーチェリーの的を射っていた。
その年の7月、月面着陸を果たしたアームストロングは、
「これは一人の人間にとっては小さな一歩だが、人類にとっては
偉大な飛躍である 」と叫んだ。
そして、ベトナムでは泥沼の戦争が果てしなく続いていた。


映画「ウッドストックがやってくる!(原題:TAKING WOODSTOCK)」
は、偶然にもフェスティバルを誘致することになった青年を
主人公にしたウッドストックの舞台裏を描いた異色作だった。

その夏、両親が営む古いモーテルを手伝いに帰郷していた主人公は
隣町で開催が予定されていた音楽祭がキャンセルになったことを知り、
主催者に電話を入れる。
なんとか町を活性化して、モーテルの売り上げを少しでも上げたい
と思った。彼の「町おこし運動」が世紀の祭典を生み出すことになる。


a0048918_10172961.jpg









人口4千人の村に3日間で、50万人もの若者が集まった。
会場となった農場は群衆であふれ、そして大雨が降った。
映画はその混乱と熱狂をスタッフサイドから眺めるだけで、ステージの
音は遠くに聞こえるだけ。

主人公の不用意な発言もあって、半数が入場料を払わないフリー
コンサートのようになってしまった。
物事には良い面もあれば、悪い面もある。
輝かしい”面”を裏返せば、汚くて暗い裏の”面”が出てくる。

狂乱の3日間が終わり、無口な父親が息子に言う。
「このイベントが始まるまで、オレは死んでいた。
でも、今は生きている。」

それを聞きながら主人公は、ひとり旅立つ準備をしている。
若者は真の「自由」を求めて、飛び立つ決意をしたのだ。


a0048918_10175947.jpg



エンドロールが流れ、「フリーダム」という歌が続く。
アン・リー監督はやはり団塊の世代の監督なんだろうか?
私たち「団塊の世代」は、「ウッドストック世代」とも言われた。

ヒッピー、ロック、LSD、ラブ&ピース・・
それは、ベトナム戦争や大学紛争、人種差別の現実と背中合わせの
若者のメッセージだった。


さて、家に帰ったら映画「ウッドストック」をじっくりと見てみよう。
サンタナやザ・フーやスライ&ザ・ファミリーストーンやジミヘンの
若かりし頃の雄姿を見てみよう。

[PR]
by jimihen-2 | 2011-02-09 10:22 | 映画 | Comments(0)

映画「ソーシャル・ネットワーク」

久しぶりにコーフンする映画に出会った。
「ソーシャル・ネットワーク」
世界NO.1のシェアを持つSNS=フェイスブックを創った男
の栄光と苦悩を追ったドキュメンタリー・タッチの作品。

コンピューター・オタクが登場する映画が昔から好きだった。
例えば「ウォー・ゲーム」、
DVDを買って何度見たことか‥。
プログラムの才能がある奴(者)へのアコガレがある。
子供がプラモデルを組み立てるときのような無邪気な楽しさを
感じる。


この映画を見ながら考えたことを、ランダムに羅列してみよう。

1.夢中で遊んでいた子供も、それがビジネスになり、マネーが
  からんでくると、無邪気さをなくす。

2.コンピューター・ビジネスの世界において、模倣やパクリは
  前提なのではないか。
  全く独創的なアイデアなんてないだろう。
  アップルのパソコンだって、マイクロソフトのOSだって
  先人の模倣だ。

3.SNSは、友達を作りたい、友達のことをもっと知りたい。
  そして友達といつも繋がっていたいという若者向きのツール。
  
  フェイスブックは、”セレブ”な出会い系サイトの趣き?
  「名門大学の学生と恋人になれる」ということで差別化し、
  成功した。

4.映画の構成、出演者、音楽などすべてがすばらしい。
  このような緊迫感のある疾走する映画は米国映画の独壇場だ。

5.米国の大学の自由奔放さと、とてつもない知性の集まり。
  サンデル教授の「白熱教室」と同様、小さくまとまっている
  我が国の大学との違いを感じる。

 
a0048918_20111428.jpg


6.共同経営者間の不和・裏切り・反目は、マネーがからむと
  自然に発生する。
  単なるゲーム制作者に「会社の経営者」の才能が求められる。
  スティーブ・ウォズニアックは去り、スティーブ・ジョブス
  が残る。

7.きれいな服を買いたい。誰かステキな人に出会いたい。
  コンピューター・ネットワークという最新のツールを使って
  いるが、人の行動をつき動かす動機は源氏物語の時代と全く
  変わらない。

8.他者より1日でも早くリリースした方が勝ち。
  米国で流行っていれば、コピーして日本へ持ち込めば良い。
  ミクシィしかり、楽天市場しかり・・。

9.この映画は、現在進行形の勃興企業の顛末を描いている。
  それが、リアルな臨場感を生んでいる。
  しかも、フェイスブック側の協力なしで製作したらしい。


10.巨万の富を得た(であろう)主人公ザッカーバーグ君は、
   映画のラストで片思いの恋人を画面に呼びだして(‥ネタ
   バレ禁止‥)する。
   このとき初めて観客の心に火が灯り、安堵のため息をつく。


a0048918_2011462.jpg

[PR]
by jimihen-2 | 2011-01-19 20:15 | 映画 | Comments(0)

「アンストッパブル」


 無人の貨物列車が暴走し、それを勇敢な男たちが懸命に阻止する。
いかにも、単純明快なハリウッド映画ではないか?
見るのをためらっていた私だが、ネットでの評価が意外にも良かったので
見に出かけた。

この作品は何と(かなりずっこけてしまった)「サブウェイ123 激突」
と同じトニー・スコット監督+デンゼル・ワシントンのコンビで制作した
映画だった。余程、鉄道パニックがお好きらしい。

さて、ストーリーはシンプルだ。人為ミスによって無人の貨物列車が走り
出す。すぐに大騒ぎになる。線路上の列車を側線に逃がし、列車の後を追
いかける。
しかし、停止させようとする作戦は失敗し、転覆させる作戦も失敗する。
列車はスピードを上げて町へ向かって疾走する。しかも、列車には大爆発を
起こす化学薬品が積まれていた。
絶体絶命の中で、わがデンゼル・ワシントンが登場する。彼は数日前に
リストラを言い渡された運転士。そして、相棒は勤務4ヶ月目の新米車掌だ。

彼らの獅子奮迅の活躍が始まる。といってもスーパーマンではない。
満身創痍になり、家族との永遠の別れを覚悟しながら、それでも多くの市民
の命を守るために働く。

主人公の中年男は妻と死別し、娘2人と暮らしているがお互いにギクシャク
した関係だ。そして、新米車掌は妻と離婚係争中で、仕事にも身が入らない。
誰もが仕事上の悩みや家庭の問題を引きずりながら生きている。

この中年男が列車の屋根をヒラリヒラリと飛び跳ねたり、車掌が足を負傷し
ながらクルマに飛び移ったりと、首を傾げる活躍をするのはご愛嬌だが、
迫力のある映像とともにクライマックスを迎える。
  
a0048918_19111158.jpg

暴走列車は無事に停止し、数十万人の市民の命が救われた。結末は分かって
いる筈なのに、手に汗を握り、安堵のため息をつく。
カメラワークの見事さと、余計なものを排除したシンプルな脚本が観客の心
を捉えた。

この日、予告編で見た(難病や犬が出てくる)邦画のめめしさに比べ、この
ハリウッド映画は市井の名もない男たちの「勇気」が大きな感動を生んだ。

[PR]
by jimihen-2 | 2011-01-13 19:15 | 映画 | Comments(0)

人生万歳!


 ウディ・アレン監督の第40作目になる映画「人生万歳!」を観た。
原題は”Whatever Works”で、うまくいくなら“何でもあり
という意味が込められているらしい。

シニカルだが、クスッと笑えて自分の生き方を考えてしまう。そんなラブコメ
ディだった。まるで、創作落語でも聞いているようだ。

1.天才的な頭脳をもつ元物理学者のボリスは、NYの下町で自由に暮らす
 老人。世の中のバカさ加減に腹を立てて、いつも毒づいてばかりいる。
 そんな彼は、ウツになって窓から飛び降りたが失敗して、以来ビッコをひい
 ている。
2.ある日、若い娘メロディが飛び込んできて奇妙な共同生活が始まる。
 南部からやってきた娘はおバカさんだが、天性の明るさと素直さをもってい
 た。親子ほども齢の離れた二人だが、やがて運命を感じて結婚をする。
3.1年が経ち、娘の母親がやってくる。夫の浮気に愛想をつかして、逃げ
 てきた。母親はボリスの友人にアートの才能を見出されて溌剌とした生活を
 送るようになる。
4.続いて娘の父親がやってくる。浮気相手に逃げられて、妻とよりを戻し
 たいと訴える。しかし、妻に断られてバーでやけ酒を飲んでいると、横に座
 ったのはこちらも傷心のゲイ男。二人は意気投合して‥。
5.メロディは母親に勧められた若いイケメン俳優と恋に落ちる。それを知っ
 たボリスは二度目の飛び降り自殺を図るが、今度も失敗する。下を通りかか
 った女性にぶつかって彼は無事。ケガをした女性を見舞う内に、二人は良い
 仲に‥。


 世の中は偶然の出会いによって成り立っている。ウマが合う人と遭遇して
付き合うようになる。そんな風にできている。
世の中を恨むな! 人生を楽しまなくては生まれてきた甲斐がないじゃないか。
好きなことをしなくては勿体ない。だって、人生の終わりは近い・・。


そんなメッセージを75才の老監督はつぶやいているようだ。

a0048918_13181699.jpg


監督は或るインタビューに応えてこう言っている。
「女性の魅力は、若かろうが年を取っていようが同じです。知的だとか、
面白い、セクシー、親切だとかね。男性の魅力だって同じであるべきです。
女性だって、相手の男性が年上でも同年輩でも年下でも、彼がチャーミング
で知的でセクシーで親切だったら、誰でも好きになるでしょう?」
[PR]
by jimihen-2 | 2011-01-08 13:26 | 映画 | Comments(0)

ロビンフッド、大人の恋


「グラディエーター」のリドリー・スコット+ラッセル・クロウが
再びコンビを組むのだから駄作である筈がない。
そう信じて映画館へ足を運んだ。

a0048918_16475253.jpg


すばらしい映画だった。
手に汗握る戦闘シーン、そしてちょっとじれったくなる大人の恋。
ケイト・ブランシェットという女優を初めて見た。
ロビン・フッドと見せかけの夫婦生活を送る中で、徐々に惹かれあう二人。

男に興味を持つが、警戒する女。
祭りの夜に、男の情熱を感じる女。
村人を守る男らしさに熱情がほとばしる女。
そして、男の後を追いかけて戦闘に加わる‥。

強い女だ。そして、魅力的な大人の女だ。

a0048918_16483534.jpg


今年度の見納めの洋画が、今年度NO.1の映画になった。

[PR]
by jimihen-2 | 2010-12-24 16:50 | 映画 | Comments(0)

吹き替え版「オペラ座の怪人」


 映画「オペラ座の怪人」を、劇団四季が日本語で歌う。
考えてみれば、なんてゼイタクなことだろう。

私はハッキリ言って「ファントムマニア」だ。
地上波で放映された日米合作の作品を幸せな気分で堪能した。

a0048918_16628.jpg


特に、高井ファントムがすばらしかった。
全身全霊でファントムの悲しさを歌いあげた。

a0048918_1664097.jpg


ああ、また劇場へ飛んでいきたい。
そして、サラ・ブライトマンのCDをもう一度聞いてみたい。
病が再発したようだ。
[PR]
by jimihen-2 | 2010-12-19 16:07 | 映画 | Comments(0)

映画「ノルウェイの森」


映画「ノルウェイの森」を観た。
ノスタルジックな昭和のニオイと、
(ヴェトナム出身の監督らしく)自然の描写は
アジア的なニオイが漂っていた。

キャスティングも悪くない。
地方から東京の大学へ来たワタナベの朴訥さ、
やがて精神を病む直子の繊細さ、
そしてつかみどころのない魅力を放つ緑の奔放さ。

ちょっと無国籍な雰囲気で、ストーリーは進行する。

a0048918_1248386.jpg


ラブシーンが多すぎる。
そして、彼らの会話が希薄なように感じる。
個人的な内向きの話ばかりで、社会性が欠如している。

社会との接点を拒絶しているから早い”死”を
選んだのかもしれない。

a0048918_1249481.jpg


失敗作ではないにしても、成功した映画とは言えない。
[PR]
by jimihen-2 | 2010-12-16 12:52 | 映画 | Comments(0)

桜田門外ノ変


「愛国者たちの潔い最後を描くせつない時代劇」

ある映画評論家が、この映画をこんなタイトルの文章で
ほめていたので観に行くことにした。

歴史の教科書で簡単に触れられる井伊直弼暗殺事件の
顛末を題材にした異色作である。

この事件は藩と幕府の戦争でもなく、クーデターでもない。
今風に言えば時の権力者の存在を消し去ろうとする
「テロ事件」だ。

テロ事件の首謀者、実行部隊長、支持者たちを主人公にし、
事件の発端・実行・後日譚をていねいに描いて見せる。

   
a0048918_13524444.jpg


なしくずしの開国に向かう幕府を「弱腰」と決めつけて、
大老を抹殺しようとする彼らの行動は、いかにも軽挙妄動
に映る。
多くの民衆の賛同を得て、組織のトップを動かし、世の中
を変えてゆく。それができたのが、西郷や木戸であり、
できなかったのが水戸浪士であった。

幕末の一エピソードを詳しく紹介した映画としては面白
かったが、映画で何を語ろうとしたのか監督の意図が
見えなかった。
[PR]
by jimihen-2 | 2010-10-27 13:55 | 映画 | Comments(2)
line

おいしいものはどこにある? 


by jimihen-2
line
クリエイティビティを刺激するポータル homepage.excite
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31