ジミヘンのおいしいもの探し

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カテゴリ:映画( 156 )

映画「バトルシップ」

 (注)ネタバレ注意!
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 楽しみにしていたSF新作「バトルシップ」を公開初日に観賞。
”ユニバーサル映画100周年記念作品”とかで、2億ドル以上の製作費
をかけた大作である。
内容は、ここ数年頻繁に公開されている”異星人襲来もの”だ。

出足は快調だ。
優秀な兄に比べ、劣等生の弟の恋のエピソードを紹介し、明るい映画の基
調を作る。そして、NASAが発した宇宙への発信に応じて遙か彼方の星
から巨大物体が超高速で地球に接近してくる・・。

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「トランスフォーマー」と同様に、VFXの戦闘シーンは目を見張るもの
があるが、ストーリー展開はお粗末だ。
失笑シーンはいくつもあるが、感動シーンは・・(残念ながら)ない。
特撮の才能の浪費、そして製作費の浪費に思えるが、映画ビジネスは観客
を映画館に入れることが使命だ。そういう意味では成功しているのかもし
れない。


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つっこみ所満載の映画だが、気が付いた点をいくつか挙げてみたい。

1)異星人が敵。
  かつては友好的な異星人(E.T.)も描いたが、最近はことごとく
  凶暴なエイリアンばかり。疑心暗鬼の時代を象徴している。

2)日・米合同で異星人と闘う
  インデペンデンス・デーでは米国ひとりで敵を壊滅したが、今回は日
  本の海上自衛隊と共に闘う。
  軍事力に期待しているというよりも、日本の”観客”を期待か?

3)来襲する場所がハワイ真珠湾の近く。
  「奇襲」と聞くと米国人はパールハーバーを思い出す?

4)ロートル戦艦ミズーリ号と老人たちが活躍。
  インデペンデンス・デーでは軍と民間人の協力があったが、今回は老
  若の協力を描いた。団塊の世代に配慮か?

5)「自爆」がなくて、ホッ!
  最近のこの手の作品は、(アルマゲドン以降)カミカゼ突撃が常道に
  なっていた。それは、米国人が「日の丸特攻隊」や「自爆テロ」を心
  底怖れていることの裏返しだと言われている。


 いずれにしろ、エンターテイメント作品としては佳作であろう。

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by jimihen-2 | 2012-04-14 14:14 | 映画 | Comments(0)

映画「ヒューゴの不思議な発明」

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 老境へ入った映画監督が、これだけはどうしても撮っておきたいという
作品を撮ることがある。
マーティン・スコセッシ監督がどうしても残したかった作品。それが「ヒ
ューゴの不思議な発明」(原題:HUGO)だ。

駅の時計台に隠れ住むみなし児の少年ヒューゴの物語。
父の形見である機械人形を修理して、動かそうとするがハート形の鍵が見
つからない。
駅の構内でおもちゃを売っている老人と関わる内に、その家の女の子が首
から下げていたもの。それが、ハート形の鍵だった。
さあ、ヒューゴの冒険が始まる・・と行きたいところだが、ストーリーに
どうもワクワク感がない。
ファンタスティックな3D映像は素晴らしい(冬のパリに降る雪なんて、
とにかく素晴らしい)のだが、脚本がいただけない。
もたもたもたもた・・する。

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後半はスコセッシ監督の「映画愛」がさく裂する。
映画の黎明期に多くの娯楽短編映画を撮ったジョルジュ・メリエスなる人
物を中心にストーリーが展開する。実はこの監督、駅でおもちゃを売って
いた老人その人であった。

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メリエスは100年以上も前に映画を撮り、大衆に新しい娯楽を与えた。
映画技術が進み、数々の名作が生まれ、そして今、スコセッシが3D映画
でメリエスを主人公にした映画を撮る。
彼にとっては感慨無量の境地だろうが、観客はやや置いてきぼり・・。

映画愛を描いたものなら「ニューシネマ・パラダイス」がずば抜けて優れ
ていた。
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by jimihen-2 | 2012-03-02 19:17 | 映画 | Comments(0)

映画「三国志英傑伝 関羽」


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 中国の歴史ドラマに興味があるので、こんな地味な作品を観に出かけた。
映画の紹介サイトにはこうあった。
キャッチコピーは「敵さえも惚れ込んだ一人の武将がいた」。


「レッドクリフ(赤壁の戦い)」の数年前、劉備の部下だった関羽(ドニー・イェン)は、
曹操(チアン・ウェン)の捕虜になりながらも「白馬の戦い」で劣勢だった曹操軍に手
助けして勝利を呼び込んだ。義侠心に満ち溢れた関羽を曹操は再三配下に入るように
いろいろな手をつくして誘うが、関羽は劉備の元へ戻ることを願う。
そのことを聞き入れた曹操は、6つの関所に通行手形なくても関羽を通すことを部下に
伝えるが、皇帝が関羽を殺す命を出したために、彼は関所で命を狙われることとなる。

「三国志」の中でも屈指の人気キャラクターである関羽(関雲長)の有名エピソード
でもある「過五関、新六将」を映画化。関羽の男としての忠義を貫く様を激しいアク
ションとともに骨太の男のドラマとして描いた歴史アクション大作。


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なるほど興味深い映画だった。
派手な大作「レッドクリフ」などと違い、中国の大衆が好むであろう目線で描か
れているように感じた。
関羽という人物は、神戸や横浜の中華街に”関帝廟”があるように、とても人気
のある英雄である。
武将として、そして統治・経済にも長けた人として尊敬を集めている。

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今作で描かれている「過五関」というエピソードなど勿論知らなかった。
劉備の妻となるべき女性を連れながら、一人で敵と戦う姿は、なんともシンドイ。
延々と続くアクションシーンに疲れてしまった。

むしろ、戦闘シーン以外のセリフの中にキラキラと輝く言葉があった。
ほとんど忘れてしまったが、こんな感じの言葉もあった(筈だ)。

 「戯言を信じるのは愚かな人と悪人だけだ。」


わが国では卑弥呼が生きていた時代から人間と云うものは何も変わっていない。

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by jimihen-2 | 2012-02-15 12:26 | 映画 | Comments(0)

映画「ALWAYS 三丁目の夕日 ’64」

 

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 また、泣かされた。

 今作のテーマは最初「巣立ち、旅立ち」だと思ったが、それより
「バトンタッチ、受け継がれるもの」という方が当たっているのかもしれ
ない。

特に茶川の父のエピソードが泣かせた。
勘当同然に突き放された父親が亡くなり、伯母さんから本当の父の気持ち
を聞く。
「何をやってるんだ、しっかりしろ」と口では嘆くけれども、子の生き方
をいつも気にかけ、最後まで応援し続けてくれるのは親だけだ。

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そして、六子が恋をし、男性を連れて来た時、鈴木オートは言う。
「この子を幸せにしなかったら、殺すぞ!」
こんなにも乱暴で、愛情に満ちた言葉があるだろうか。

茶川は淳之介の将来に悩む。
東大に入り、一流企業に入社すれば、一応の幸福は得られるかもしれない。
しかし、小説を書きたいという夢を犠牲にすることになる。

彼はある決断をするのだが、それは亡き父とのエピソードがあったからこそ
実現する。
親から子へ、そしてまたその子供へ思いは受け継がれていく。

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こんなにもハートフルなストーリーを書いた山崎監督に敬意を表したい。

観客は皆、それぞれ自らの青春を投影させて観ていた。
そして、幸せな気持ちで映画館を後にしただろう。
「幸せって何だろう?」ということを考えながら、一緒に観に来た人を
労りながら家路に着いただろう。

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by jimihen-2 | 2012-01-26 12:41 | 映画 | Comments(0)

2011年 こんな映画をミタ!


 数えてみると、今年は31本の映画を観た。
年初に立てた目標が、24本以上だったので、目標を
大幅にクリアした。

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1. 人生万歳
2. アンストッパブル
3. ソーシャルネットワーク     O
4. ウッドストックがやってくる!
5. ヒアアフター
6. 英国王のスピーチ        O
7. トゥルーグリッド
8. お家をさがそう
9. エンジェルウォーズ
10.アンノウン
11.プリンセストヨトミ
12.さや侍
13.スカイライン        ※
14.ハーモニー
15.スーパー8         ※
16.ビューティフル         O
17.コクリコ坂から
18.海洋天堂            O
19.シャンハイ
20.人生ここにあり         O
21.サンクタム
22.ロスアンゼルス決戦     ※
23.ゴーストライター        O
24.カウボーイ&エイリアン   ※
25.オペラ座の怪人 25周年記念  ◎
26.猿の惑星          ※
27.1911
28.マネーボール          O
29.タンタンの冒険
30.リアルスティール
31.MI4 ゴースト・プロトコル




作品は上記の通りです。
感動ナンバー1は何と言っても「オペラ座の‥」でした。
来春に予定されているDVDの発売が待ち遠しい。

(※)マークの映画は、大好きなSF映画なので作品の
出来不出来はあまり問題にはなりません。
この範疇の作品が多かったので、本数が増えたようです。



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by jimihen-2 | 2011-12-24 09:00 | 映画 | Comments(0)

映画「ミッション・インポッシブル/ゴースト・プロトコル」


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 映画を観終わった今、何と言えばいいのだろう?
まずは、「お疲れさまでした!」だろうか。

トム・クルーズの命がけのスタント・アクションが話題になって
いるが、私の第一印象は「なんともオールド・スタイルの映画だな」
ということ。

スパイ大作戦」がテレビで放映されていたのは何時の頃だった
ろうか? 確かオープンリールのテープレコーダーにミッション
が録音されていた。
トム・クルーズは子供の頃、このテレビをワクワクしながら見て
いたに違いない。



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今回の物語の舞台は、モスクワからドバイへ、そしてインドのム
ンバイへと目まぐるしく変わる。
007ジェームス・ボンドシリーズなら10分に1回、ハラハラ
する場面が登場するが、今回のM:I-4では1分間に1回ハラ
ハラさせようとしているようだ。
とても、疲れる。

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私は断然、ピアース・ブロスナンの007が好きだ。
ありえない事をこともなげにスマートにやってのけるのが007
であり、ありえない事を痛々しげに汗だくでこなすのが、M:I
だろう。
必死に頑張るイーサンに心奪われる人もいるだろうが、女にもて
もてで、マンガのように敵を倒すJ.ボンドを好きな人もいる‥。

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by jimihen-2 | 2011-12-21 13:33 | 映画 | Comments(0)

映画「リアル・スティール」


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 がっかりした。

シンプルなストーリーだが、意外に傑作ではないか、と期待をして
観たが、ただシンプルな凡作だった。


人型の巨大ロボットがボクシングで闘う近未来が舞台。
離れ離れになっていた父と子が出会い、あるロボットを鍛え上げて
大試合に臨む。
云ってみれば、「トランスフォーマー」と「ロッキー」を足して、
「チャンプ」のような父子もののお涙頂戴をまぶしたような作品か。


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1)父と子
役者に責任はないのだが、父親に魅力がない。
かつてはボクシングで鳴らした男だが、如何せん頭がわるい。
ロボットを闘わせるに際して、戦略も戦術もない。
幼い息子に諭される始末だ。

2)ロボット「アトム」
テレビゲームのように、人がロボットを操縦する設定になっている。
父と子が操縦する「アトム」は旧式のロボットなのに、どうして
こんなに強くなったのか? 説明が不十分だ。
ロッキーのように練習に汗と涙を流すことも・・ほとんどない。


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3)日本びいき
いきなりボディに「超悪男子」と書かれたロボットが登場し、日本
語の指示で動いた。そして、「アトム」の登場。

なかなか面白いが、結局は製作者が日本のアトム、ガンダムなどの
アニメやフィギアが好きなオタク集団だった、ということだろう。



2時間の映画を見終えて、ただ残念な気がした。
「ロッキー」のときのような”男の復活劇”の感動がない。
佐藤隆太が主演した「ガチ☆ボーイ」のような深い感動もなかった。

スピルバーグ氏がプロディースをしているのだから、いっその事
「アトム」にE.T.のような”心”を持たせた方が成功したので
はないだろうか。
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by jimihen-2 | 2011-12-13 19:30 | 映画 | Comments(0)

映画「タンタンの冒険」

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 これはスピルバーグの実験映画である。

単に実写っぽいアニメ映画ではなく、最新テクノロジーである”フル
デジタル3Dパフォーマンス・キャプチャー”を駆使したエポックメ
イキングな作品だった。

おめでとう、スピルバーグ監督。よくやった!



ディズニーのアニメ映画に心を奪われたスピルバーク少年は、きっと
夢見ていたに違いない。
いつの日にか、ディズニーを超えるアニメを作ることを・・。


「ジョーズ」で名を売り、「未知との遭遇」「E.T.」で特殊撮影
に新境地を開いた。
やがて、「バック・トゥ・ザ・フューチャー」や「ジュラシックパー
ク」でテクロノジーの完成度を上げ、「トランスフォーマー」シリー
ズでひとつの頂点を極めた。
一方、「インディ・ジョーンズ」シリーズでの映像上の不満を解決し
たのが今回の「タンタンの冒険」だったのではないだろうか。
もっと、もっと自由に動き回るカメラが欲しかった。

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今回の映画、「タンタンの冒険/ユニコーン号の秘密」。
技術上の詳細はよく分からないが、役者が演じた映像を加工し、アニ
メの画像に焼き直している。しかも、3D映像である。
中でも目を見張るのが、カメラ・アングルだ。
天空から地上すれすれまでを超スピードで移動する(仮想)カメラは
驚愕である。今作品のクライマックスであるバイクでの追跡シーンは
歴史に残る名シーンになった。

”モーション・キャプチャー”技術は「アバター」を発展させたもの
であろうが、鏡・ガラス・水・海・砂漠・金貨などマテリアル感がス
ゴイ。
(これらを、これ見よがしに見せるところが実験映画とも言える。)

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スピルバーグが生まれてからの映画のテクノロジーを回顧する。
モノクロからフルカラーへ、そしてシネマスコープのワイド化。
やがて、コンピューターを使ったCG合成が可能になり、3D映像も
実現する。
「アバター」や「猿の惑星:創世記」など、現実と仮想が入り混じる
映画作りが観客に受け容れられていく。



この映画で、スピルバーグ監督の進化した姿を久しぶりに見た。
同世代として実にうれしい。頼もしいかぎりだ。
これからの残された10年間が楽しみになってきた。
  




 
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by jimihen-2 | 2011-12-06 19:23 | 映画 | Comments(0)

映画「マネーボール」


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 弱小プロ野球チームを、いかにしたら少ない予算で優勝できる強い
チームに変えることができるのか?
アスレチックスのGM(ブラッド・ピット)は考える。


これは「大人が見て唸る映画」である。
単なる成功物語=「プロジェクトX」ではない。
多くの示唆に富んでいる。


常勝チームの夢をあきらめない我が国某球団の内紛が世の中を騒がせ、
監督に縁のある青年が(球団と一緒になって)”ドラフト制度つぶし”
をしようとしているこの時期での観賞である。


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主力選手を他チームに引き抜かれたアスレチックスは途方に暮れる。
穴埋めにスター選手を獲ろうとしても、支払い能力はない。
そこで、コンピューターおたくを雇い、統計データを重視した科学的な
判断基準で”お買い得な選手”を集めることにした。

ブラピが”先物相場師”に見えてくる。
選手の”ハート”などお構いなし。売った、買ったの世界である。


(1)業界にどっぷりと浸かった人間に、真の改革はできない。
   球団のスタッフ、スカウトたちは既得権益者である。
   客観データよりも自分だけの主観(好き嫌い)で判断する。
   そして、失敗しても責任を転嫁する。

(2)選手を適正・公正に評価するのはムズカシイ。
   チャンスをもらい、ちょっとだけ活躍すると、巨額の報酬を得て
   自分を大物だと錯覚する。
   「過大評価」と「過小評価」は、プロ野球でも、一般サラリーマ
   ンでも常についてまわる。

(3)勝てるチームにするための組織とは、どんなものなのか?
   ブラピはコストパフォーマンスの良いチームを作り、ある程度の
   成果を上げるが、これは継続性がない。
   活躍した(お買い得の)選手は、高額年俸を要求するだろう。
   常に血を入れ替えて、果たしてまとまったGOOD TEAMに
   なるのか?

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 大リーグの実話を題材にしているが、実に「組織はどうあるべきか?」
を問うている。

スーパースター「イチロー選手」はドラフト4位でオリックスに入団した。
つまり、スカウトが見るべきなのは総合点ではなく、「他より秀でた何か」
を持っているか否かである。ひとつでも秀でたところがあれば、可能性が
ある。

某球団は過去の実績(=過去の栄光)だけを見て、ダメ外人を獲る。
一方、ある球団は将来性に賭けて安い外人選手を探す。
その差は、スタッフ・スカウトの”覚悟”(保身体質)の差であるように
思える。


最後に、
この映画を広島東洋カープと横浜ベイスターズのGMに贈りたい。
そして、某G軍のGMにも見てほしい。

ついでに、わが阪神ターガースのGMとスカウト陣も見てみればどうだろう。

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by jimihen-2 | 2011-11-23 13:49 | 映画 | Comments(0)

映画「1911」


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 中国と香港の合作映画だそうだ。
香港人としてジャッキー・チェンが製作に関わっている。
テレビでずっと観ていた「蒼穹の昴」に続く歴史物語として、映画の公開を
楽しみにしていた。

中華民国建国のきっかけになった「辛亥革命」(1911年)から100年
目に当るのを記念して作られた映画だが、なんとも淡白な作品だった。


革命の”情熱”が伝わってこない。
ワクワクするような熱がない。
心に響くセリフがない。
感動するエピソードがない・・。

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”革命の父”として知られる孫文と、その同志である軍人の黄興(ジャッキ
ー・チェン)を主役に据えている。
外国にあって革命を指導する孫文はさしずめ「精神的支柱」といったところ
か。前線で兵士を奮い立たせるのは黄興の役割だ。
そんなところにも、”情熱”を感じにくい要因があるのかもしれない。


果たして、清朝が倒れ中華民国が誕生するが、清朝軍を率いていた袁世凱が
一旦権力を得るというスッキリとしないストーリー(というか、史実)。

この”革命”を中国国民(そして中華民国国民)はどう見ているのだろう?
この映画は、”誰”をターゲットにして、どんな”思い”で作られたのだろう?

単に教科書に記述されている出来事をなぞっていった、という風に見える。
政変の中で人々が抱いたそれぞれの「思い」を見せてくれない・・・。

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(蛇足)

■辛亥革命後、100年間の歩み

 清朝を打倒してからの40年間は、日本との戦争に耐えた。
 中華人民共和国が成った後40年間も、苦しい国家建設が続く。
 文化大革命では古い伝統や文化財が破壊された。
 希望が見えだしたのは鄧小平時代以降、経済開放政策を取りはじめてから。
 豊富な労働力を使い、「世界の工場」になった。
 そして今、ネット時代を背景にして「経済の自由化」から「政治の自由化」
 を求める動きが加速する。

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by jimihen-2 | 2011-11-10 13:31 | 映画 | Comments(0)
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おいしいものはどこにある? 


by jimihen-2
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