ジミヘンのおいしいもの探し

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カテゴリ:落語( 22 )

「奴寿司」で、文之助落語の余韻に浸る


  久しぶりの”動楽亭”昼席です。
 この日のお目当ては、歌之助師匠と文之助師匠のお二人。
 中入り前に登場した歌之助師匠の演目は提灯屋が相撲を取るハメ
 になる「花筏(はないかだ)」、大トリの文之助師匠は本格派の
 大ネタ「百年目」を披露した。

 百年目とは、堅物で通っている番頭が実は茶屋遊びの常連で、
 お花見で遊んでいるときに店の旦那に鉢合わせする、という
 筋立ての演目。
 やや冗長な印象であったが、師匠の名人芸に満足した。

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 さて、その余韻に浸るため、寄席から徒歩30秒のこの店に落ち
 着く。大衆寿司店の「奴ずし」さん。
 とりあえず白板に書かれたおススメメニュー「穴子肝焼き」と熱燗
 を注文する。
 肝が香ばしくてなかなか旨い。
 そして、今回は”湯豆腐”をパスして、バッテラをお願いした。
 お母さんはそのまま食べてと言ったけれど、醤油をハケで一塗り
 すると、素晴らしくおいしくなった。
 ごちそうさまでした。

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 穴子肝焼き(二本)    300円
 バッテラ           400円
 清酒(一合)         300円
 合計   1,000円也

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by jimihen-2 | 2015-03-16 07:44 | 落語 | Comments(0)

彦八まつり 2014


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 前夜の雨もすっかり上がり、真夏のような暑さ。
上方落語のファン感謝デーともいうべきこの祭りに今年も参加
した。

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 隣接の公園で行われた「はなし家大相撲」は、好天の
せいか、いつも以上に盛りあがっていた。

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さて、「奉納落語会」昼の部の開演である。
最も期待していた文之助師匠は、実行委員長としての疲れが
あったのか、持ち味であるじんわり来る”可笑しみ”がなかった。

鉄道落語ばかりしている印象の梅団治師匠は、今回古典の
「天災」を披露した。ざこば師匠の得意ネタであるが、今回も
大笑いした。

大トリの仁智師匠は軽い雑談からいつの間にか新作落語に
入っていた。高校野球をテーマにした愉快な一席だったが、
漫談のよう・・。 
会場が沸き、本日一番の笑いを取った。



  動画もご覧ください。
   
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by jimihen-2 | 2014-09-08 14:27 | 落語 | Comments(0)

米團治師匠の「子はかすがい」


 久しぶりの動楽亭昼席です。
お目当ては正統派の”よね吉”と、最近どんどん上手くなっている米團治師匠
のお二人。

よね吉はマクラで、肥満になったと告白した。なるほど、顔も身体もふっくら
している。テレビ出演が減って、油断しているのではないだろうか・・?
演目は意外にも「皿屋敷」。
噺の組み立てはほとんど春團治師匠の皿屋敷をなぞっているが、アドリブは
彼本来の持ち味が出た。
只、怪談噺をする場合は、ダイエットをしてからの方が良い。(笑)


次に登場した塩鯛師匠は、逆に痩せていて”黒い河童”が出てきたのかと思
った。(失礼)  本当に、干からびた河童に見えた。
今回の「蛇含草」は、なかなかの出来栄えだった。熱々のもちを「はふはふ・・」
云いながら食べる表情がよかった。
師匠もどんどんと上達しているようだ。

さて、大トリ=米團治師匠の演目は、何と人情噺「子は鎹(かすがい)」。
江戸では「子別れ」、関西では「子はかすがい」の演題が使われる。
「腕はいいが、大酒飲みで遊び人の大工の熊五郎が・・」、江戸落語の人情噺
はどうしてこうも画一的パターンなんだろう?
  道楽者の職人が改心をして真面目に働き、女とよりを戻して一件落着。

いつもニコニコしている師匠の人情噺は、やや一本調子だが、目を閉じて聴い
ていると、じんわりと涙がにじんだ。


帰りに新世界の安居酒屋で、串カツとビールを。
締めて1,080円也だった。

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by jimihen-2 | 2014-07-09 19:20 | 落語 | Comments(0)

「七段目」と「ねずみ穴」


 久しぶりに動楽亭の昼席へ。
ざこば、南光らの人気者が出ない月の後半は、客の入りがやはり
芳しくないようだ。
本日のお目当ては桂吉弥と桂福團治の両師匠。

三番手に登場した吉弥はお得意の「七段目」を披露した。
何度も聞いているネタであるが、今回は集大成を披露するような
丁寧なフルバージョン構成だった。
”ハメモノ”との掛け合いも素晴らしいものであった。


大トリに現れた福團治師匠は、例によってやや暗い雰囲気。
「きょうの噺は笑うところのない噺です・・」と言い訳をしてからネタ
に入る。
ねずみ穴」という珍しい演目だった。

文なしの弟が兄を頼って大阪へ出てくる。
兄は金を貸そうと言ったが、それはたったの3文だった。
一念発起した弟はがむしゃらに働き、3つの蔵を持つ質屋になる。
兄に金を返しに来た日の夜、大火が発生してその蔵も・・。


教訓ばなしのようなネタか?
吝嗇な兄が金を出さなかった理屈と、弟の意地。
小さなねずみ穴からシアワセがこぼれ落ちる怖さ。
人間万事塞翁が馬、一寸先は闇。

どうやら江戸落語らしいが、ほろりとする人情話でもなく不思議な
余韻があった。



           (寄席の後、近所の居酒屋でビールを飲み、
               締めは梅田「古たん」の味噌ラーメン)

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by jimihen-2 | 2014-04-16 12:48 | 落語 | Comments(0)

道頓堀「角座」が復活


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 復活なった角座へ行く。
月曜の夜だけ、落語会が開かれる。
この日の噺家は次の通り。

  桂文鹿     「馬の念仏」
  笑福亭鶴ニ  「三十石」
     -中入り-
  笑福亭瓶太  「持参金」
  笑福亭遊喬  「へっつい幽霊」


やはり松鶴一門の落語は男性的である。
動楽亭とは違った楽しさがあった。

シアター前の「俺のフレンチ・イタリアン」は
ずっと長蛇の列。
並んでから立ち食いして、おいしいのかな?

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by jimihen-2 | 2013-08-28 12:05 | 落語 | Comments(0)

米団次師匠の「代書屋」をそろそろ聴いてみたい

 久しぶりの動楽亭。
客の入りはそこそこあったが、なぜか笑わない客が多かった。



1.桂そうば 「手水まわし」
   かわいらしい”そうば”君が、かわいらしい手水まわしを演じた。
   「ちりとてちん」とは違った意味で、知ったかぶりをするのはよくないね。
   ”聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥”ということ・・。

2.雀太 「代書屋」
   ちょっと強面の雀太君が滑稽噺の代表作を披露。
   米団次の「代書屋」を是非聴きたいと思っていたのだが・・。

3.しん吉 「鉄っちゃんスナック」
   またまた、鉄道創作落語を披露した。
   もっと彼の古典を聴きたい。

4.米団次 「千両みかん」
   冒頭、出演者を代表して(?)師匠が、客席へ訴えた。
   客席がウトウトとのどかな雰囲気なのは良いが、もっと気合を入れて
   笑ってほしいと・・。(その通りだと思う)

   この噺も結構、好きだ。夏の暑い時期に若旦那がみかんを食べたいと
   言って床に臥せっている。
   番頭が町中を探し回り、天満の青物市場でついに見つけ出す。
   店主は、気の毒に思い「差し上げましょう」と言うが、番頭は「金に糸目
   はつけない」と見得を切る。そして・・。
   安請け合いをしてはいけない。そして、他人の親切を素直に受けないと
   いけない。

                 (動楽亭の近くにある台湾料理店で餃子とビール)
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    -中入り-

5.わかば 「いらち俥」
   いつも若手のような喋り方(ゴメンナサイ)だが、相当な年季を経ている
   よう。 今回のネタも頻繁に聴く。 
   酒が好きであれば、松鶴師匠のネタを勉強すれば如何だろうか?

6.雀三郎 「蛇含草」
   大好きな師匠の高座は、やや淡白に終わった。
   やはり客席が冷え切っていたからだろうか・・。
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by jimihen-2 | 2013-08-07 13:36 | 落語 | Comments(0)

待ってました、南光とよね吉

 久しぶりの動楽亭です。
本日の目当ては南光とよね吉。
トップバッター、二乗君の「阿弥陀池」で始まり、
しん吉が鉄ちゃんネタで笑いを取る。
わかばの後は、お待ちかねの南光師匠登場。
さすがに会場内がパッと華やいだ雰囲気になる。
演目は相撲取り佐野川の人情話「なさけ相撲」。
この人の芸風にピッタリとはまる演目だった。


             (落語を楽しんだ後は、近所のお好み焼き屋「ちとせ」で
              豚玉とビールを・・・。 プハーーッ!)

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中入り後、よね吉が怪談ネタ「幽霊の辻」を賑やかに
披露した。
もっと頻繁に、よね吉の噺を聴きたいと思っているが、
滅多に出演しない。
大トリはなぜか米紫が務めた。格から云えば、南光だ
と思うが・・。
いつもながらの人懐こい笑顔で「まめだ」を熱演した。
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by jimihen-2 | 2013-07-06 08:37 | 落語 | Comments(0)

「胴切り」と「猫」、シュールな落語を聴く


 月に一度のお楽しみ、動楽亭昼席へ出かけた。
寄席の前に腹ごしらえ。今日は「総本家 更級」さんの「やきとり定食」
(800円也)をいただく。
焼き鳥が旨いし、なにより小ぶりの汁そばがウマイ。

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さて、昼席はほぼ8割の入りか、いつもより盛況だ。
トップバッターは福岡出身のナイスボーイ、そうば君。


1.桂そうば    「時うどん」
2.吉の丞     「上燗屋」
3.まん我     「胴切り」
4.米團次     「足上がり」
       - 中入 -
5.米紫       「猫」 
6.雀三郎     「素人浄瑠璃」



「時うどん」を聴くのは久しぶりだ。むしろ江戸落語の「時そば」の方を
よく耳にする。米朝一門の前座ネタで圧倒的に多いのが「つる」。
次いで、「東の旅」「動物園」あたりか? 
「時うどん」をもっとやってほしいと思う。

いつも元気イッパイの吉の丞君に続いて登場は、久しぶりのまん我君。
生っ白い顔に青ヒゲが目立つ。彼は、珍しいネタ「胴切り」を披露した。
辻斬りで胴体を真っ二つに切られた男が上半身は風呂屋の番台で働き、
下半身は麩屋の職人になるという何ともシュールなネタである。
不思議な光景が目の前に浮かんでくる。客席は大いに沸いた。

このところ進境著しい米團次師匠の演目は「足上がり」だった。
最近、このネタをよく耳にする。
さて、米紫君の演目もまた不思議なものだった。自ら、ちょっとシュールな
ネタをやりますと前置きしてから始めた。後で調べると、落語作家・小佐田
定雄氏作の「」という落語のようだ。
主人公の男がある日、飼い猫と話ができるようになる、という愉快な設定
のメルヘン噺?である。最後の”落ち”が全てと言えるかもしれない。

大トリの雀三郎師匠は例によって人懐こい表情で浄瑠璃ネタを披露した。
演題は「寝床」だと思って聴いていたのだが、師匠は最後に「素人浄瑠璃」
だと紹介した。ふむ、古典落語の演題も、複数あるようだ。

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by jimihen-2 | 2013-05-09 06:21 | 落語 | Comments(0)

桂雀松の「三枚起請」


 この日の動楽亭は、かなりの客が入った。春休みのせいか小学生も何人か居る。

1.桂二乗   「天狗刺し」
  二乗君は色白の可愛らしい青年。若いが、噺も上手い。
  「天すき」が天狗のすきやきとは、ちょっと驚いた。

2.桂ひろば  「上燗屋」
  明るくて元気がいい。若花田に似ている。
  どんな落語を目指しているのか、やや不明・・。

3.桂宗助   「足あがり」
  この日の宗助師匠は気合が入っていた。声が出ているし、表情も良い。
  「足が上がる」とは、おひまが出る、クビになることを言うらしい。
  落語を聴くと、勉強もできる。

4.桂南光   「あくびの稽古」
  南光師匠の同ネタは何回か聴いているが、さすがに手馴れていて上手だ。
  ただ、彼の悪声はちょっと可愛そうだ。


               (昼席の後、「奴寿司」で寿司をつまむ)
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5.桂米輔   「花色木綿」
  「盗人の仲裁」かと思ったら、「花色木綿」だった。
  ほのぼのとするコボちゃんワールド。

6.桂雀松   「三枚起請」
  今回のお目当ては雀松師匠。今秋には大名跡”桂文之助”を襲名するらしい。
  彼は正統派なのに”お茶目”な可愛らしさがあるので、大好きな噺家だ。
  この日は宗助師匠と同様に気合充分。
  「三枚起請」は、色んな噺家のものを聴いてきたが、雀松師匠のものは楽しくて
  わかりやすくて素晴らしい出来だった。
  完全に上方の正統派名人になった。
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by jimihen-2 | 2013-04-06 14:58 | 落語 | Comments(0)

よね吉と米二師匠は、なるほど色気がある


 例によって動楽亭です。
凍えるように寒いこの日も開門前からしばらく階段で待った。
耳に刺したアイポッドから聞こえるのは志ん朝師匠の「芝浜」だ。
間違いのない名人芸。この噺家は、江戸落語の頂点に居たような気が
する。


1)桂そうば  「鉄砲勇助」
ぽっちゃりとした色白タイプなので、吉弥の弟分のような雰囲気がある。
語り口がかわいらしく楽しい。中堅として活躍してほしい。


2)しん吉  「トワイライトエキスプレス」
鉄っちゃん落語家を自認する彼は、マクラで「本が出ました!」と来た。
東西の鉄っちゃん落語家4人が創作した鉄道落語8席を収めた本らしい。
自然な流れで、創作落語トワイライト・・が始まった。
この噺を聴くのは4度目である。面白い話ではあるが、古典を聴きたかった。

代議士や社長は同じ話を100回繰り返す」と、昔聞いたことがある。
つまり、自分が本当に言いたいことを繰り返し繰り返し言わないと、相手に
伝わらないということだ。そんなことを考えながら聴いていた。


3)よね吉  「稽古屋」
女性ファンお待ちかねのよね吉君が登場した。この日の会場は、7割ほど
が女性ファンだった。
彼は十八番の「けいこ屋」を披露。ハメモノが入り、充実した高座だったが、
新作も聴いてみたい。


4)文我  「江島屋騒動」
笑顔がなんとも愛嬌のある文我師匠は、円朝作の怪談噺を披露した。
寒い季節になんで怪談なのか? と思うが、師匠の勉強振りが垣間見れた。
低く沈潜した噺が続く。
不覚にもウトウトとしてしまった。


5)米平  「天狗裁き」
相撲取りのような巨漢、米平師匠を拝見するのは久しぶりである。相変わ
らずの禿頭、太垂れ眉毛は愛嬌がある。
演目は「天狗裁き」だった。前回も確かこのネタだったような。
十八番ネタが多いのは、仕方がないことなのか・・?


                        (桂米二師匠)
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6)米二  「池田の猪買い」
この日の大トリ、米二師匠が登場した。ロマンスグレーのシュッとした男前なので
女性ファンが多い。よね吉、米二の2人が出演する日は女性客が多い。
師匠の一番の魅力は「軽さ」にあると思う。小枝や雀々のような軽さではなく、
軽妙洒脱な軽(かろ)みがある。上方落語界では貴重な存在かもしれない。

さて、演目はアッと驚く「池田の猪買い」だ。
先日、ラジオで仁鶴師匠の同ネタを聴いたばかりだったので、比較しながら聴い
た。とぼけた味が良い。会場が沸く。どんどんと客の心をくすぐっていく。
この日一番の名演だった。

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by jimihen-2 | 2013-02-09 15:57 | 落語 | Comments(0)
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おいしいものはどこにある? 


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