ジミヘンのおいしいもの探し

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善き人のためのソナタ

この映画は東ドイツの暗い過去を暴く問題作のはずだが、
ベルリンの壁が崩壊して18年も経った今となっては
そんな緊迫感はない。
単なる歴史物語として観客はストーリーをたどるだけだ。

組織の中で生き残ろうとすれば、上司の尻でもなめる。
そんなヤツが認められて出世する。
保安警察の主人公は、反体制の劇作家の生活を盗聴することに
なるが、作家の言動を知るにつけ自らの愚かさを悟ってしまう。
そこに、この男の悲劇があった。
自らのこころを欺いて、本心を誰にも打ち明けられない世界は
やはり異常だ。

       
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今の日本はほんとうに情けない国になっている。
官僚や役人の腐敗と脱力。一方で法律を守らないものを
寄ってたかってバッシングする「みんなで叩けば怖くない」
総いじめ社会。
テレビをつければ、毎日だれかが頭を下げている。

それでも、当時の東ドイツよりはマシだ。
自由に発言できる現状に感謝すべきなのだ。
ほんとうのことが言えなくなる世界、
何がほんとうなのか分からなくなる世界。
それは、いつ身近にやってくるかわからない。
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by jimihen-2 | 2007-10-07 19:06 | 映画 | Comments(0)
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おいしいものはどこにある? 


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