わたり鳥
毎朝、加古川の河口にかかる橋を渡りながら水面を見る。
今日はたくさんの水鳥が羽を休めていた。
極寒の北の国から飛んできた渡り鳥だろうか?
穏やかな気候を楽しんでいる。のんびり、のんびり。
最近、「三丁目の夕日」のHP上にあるメッセージボードを読むのが日課になっている。
ファンの熱いメッセージを読んでいるだけで、泣けてくる。
ある人が昭和を「不便な時代」と書いていた。不便?
昭和30年代はみんな貧しかった。けど、それが当たり前でツライなんて考えたことなどなかった。銭湯に通うことだって楽しかった。貧しいけど、正月には近所のみんなが集まって餅をついて、一緒にあんこを包んで食べたものだ。
江戸の昔のひとだって、自分が不便な生活をしていたなんて思わなかっただろう。
みんな、輝く未来を夢見て歩いていた。
逆に、今の若者は50年後の人から見れば、「こんな生活していたの」と言われるだろう。
前を見て、着実に歩いてゆく三丁目の人たちに教えられることは多い。